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伊豆の稲取に江戸時代から伝わる風習で、
桃の節句に端布で作ったぬいぐるみを、竹ひごの輪から赤い糸で
雛壇の両脇に吊るして、娘の無病息災、良縁を願う飾りです。
普段の生活の中で神仏にお祈りする時、手を合わせるのとは違い
願う事柄が具体的な形となって飾られるところに特徴があり、
他では見られない稲取固有の雛飾りです。
めでたい物、縁起物、あやかりたいと願うもの、それぞれの飾り物が
単なる語呂合わせや迷信、俗説であったとしても、その子の幸せを
願って、一針一針心を込め作られたこの世でたった一つのお祝物です。
幸いに先人達が縫い続け、残してくれたこの風習と心を、
私達は後世に伝えていかなければなりません。
この事が、つるし飾りが単なる手芸でなく、
伝承文化たるゆえんなのです。
私達絹の会は稲取伝統の形と心を、百年先まで伝える伝承者となることを目標に活動しております。 |
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